合併&買収フォーラム-ホットトピック

IMI Europeは、2017年9月にバルセロナでのIMI EuropeのデジタルプリントEuropeのイベントに於いて第一回の合併&買収フォーラムを開催しました。本フォーラムは、本業界に於いて長年M&Aの実施に経験のあるProximus LLC社のDr Kenneth Stackが議長を務めます。本フォーラムでは、インクジェット産業界での広範囲なM&A活動と、その理由およびその背後の根拠とを説明します。本フォーラムは、M&Aに興味をお持ちの方々だけでなく本活動をリードする本業界の状況に興味をお持ちの方々も対象とします。本フォーラムは、状況説明のため有名な専門家によるラインナップにより構成されています。

Ken Stack, Proximus

Ken Stack, Proximus

IT Strategies社の副社長であるMarco Boerが本業界において買収を牽引する市場圧力を概説します。本フォーラムの主要課題は、主要プレイヤーの専門領域外市場での新規機会の視点と同時に主要プレイヤーのキー市場での成長率の低下です。リストアップされた会社にとっては本業による成長が見込めない場合に成長維持の圧力により最適な成長会社を買収し成長を達成する必要性が生じます。例えば、EFIはこれにより事業戦略を確立しました。

次に、Ken Stackが重要なディールの両側のまとめ役としての彼の視点と経験からディールの過程を概説します。これには、用語の定義、最近のディールの概説、これらのディールの背景の評価及び動機、買収を検討中の会社へのアドバイス、および最終的見解を含みます。出席者は多くの価値ある情報とともに‘unicorns’ と‘pearls’との違いを学べます。ディールは2016年にピークに達し、最近は主にヨーロッパにおいてはインクおよび分散剤が注目されています。Dover グループ及びEFIは、過去数年内に明らかに大規模買収を行いましたが、多くの他社も買収を実施しており2012年以来成立した契約数は計38ディールに達します。ケーススタディとしていくつかのディール例の課題を詳細に評価し議論します。

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次に、本フォーラムでは2つの重要な買収、EFI及びDoverグループについて概説します。EFIのLiz Logueは、セラミック及びテキスタイル分野のキーとなる買収による産業用インクジェット分野への注力と、装置に加えインク及びソフトウェア部門の買収によりアナログからデジタルへの転換をリードするかれらの戦略が過去6年間に亘り如何にして着実な成長に導いたかを示した。Lizは、EFIが買収、そのプロセスおよび良好な投資収益率を確実にするのに用いる基準をどのように評価するかを示した。DoverのJames Hirchakは、近年のMarkem Imaje, MS, JK Group および Calderaの買収によるコーディング、マーキング、テキスタイル市場を中心に市場に対する彼らの見解の概略を示した。Jamesは、売り手となる可能性のアドバイスと、例えば、MS (家族所有), JK Group (株式未公開会社)とCaldera (個人保有)間 では売り手に依存して如何に買収プロセスが変化するかを示した。

次にMouventのPiero Pierantozziは、一連のビジネスの売り手としての経験による非常に興味ある見解と、彼が仲介者が成功したと感じた(成功しない!)点に関する率直な見解を示した。本フォーラムの最後は、Ken Stackからの挑発的な質問に加え、買い手、売り手からの見解を伴う興味あるパネルディスカッションとなります。最後は、飲み物を飲みながら意見および情報交換の機会となるレセプションがあります。」

ヨーロッパで開催されたM&Aの興味レベルに基づき、我々は2017年12月6日、IT Strategies Executive Conference後の午前中のデジタルプリントジャパンのイベントにイベントのショートバージョンを追加することを決定しました。我々は、あなたがたに本フォーラムでお会いできることを楽しみにしています。